子供達だけでなく私達大人にも言えることですが、自ら茨(いばら)の道を歩む子供はいません。
本来子供は「楽しい」と書く楽な事、えらい・苦しいより「楽」な方を選んでいます。
空手の稽古は「楽」な事ばかりではありません。寒い時、暑い時、また痛い・苦しい事もあります。
「子供が嫌と言うから」「行きたくないと言うから」と子供の気持ちを尊重しすぎていませんか?
嫌な事、辛い事、から逃げるのは子供なら当たり前です。
自分の子供が強い子供に育って欲しいならば子供の気持ちばかりを優先していたら果たしてそうなってくれるでしょうか・・・?
親という字は木の上に立って見ると書きます。
子供と同じ目線で物事をとらえることも大切ですが、もっと高い視点から先を見ることも大事だと思います。
お互い責任ある親としてもう一度子供達がどんな大人になってほしいか考えていきましょう。
幼年部の稽古を見学されている保護者の方は、「綺麗に整列しなさい」「姿勢を正しなさい」など・・よく聞かれると思いますが、小さな子供の頃は、回りの環境に気持ちが大きく左右されます。
お家でも部屋が整理整頓されていないと、自己管理(具体的には子供自身の時間管理)が出来なくなり、だらだらと遊んでいたりします。
学校の宿題は後回しになり結局最後に親に言われて、いやいや?仕方なく?行います。
私自身帰宅した時に家の中が整理されていないとよくわが子を叱っています。
子供達にその時は嫌がられるかもしれませんが、一度習慣になってしまえば、放っておいても行うようになります。
ご家庭でも整理整頓の習慣を子供達に徹底させてみて下さい。
それが出来るようになると自己管理が出来るようになってきます。
自己管理が出来るようにった子供は、目標を見つけた時、驚くほど力を発揮してくれると信じています。
その時まで同じ親として頑張りましよう。
1月末に今年初めての大会に参加しました。出場した選手それぞれが悔しい思いをしたと思いますが私自身も同じ思いです。明らかな力の差があるのではなく、あと少しの近差で勝負に負ける。それをいかに勝つか!まだまだ成長できると思います。「努力の差」こそ「結果の差」です。
3月のステップアップ杯は、去年より出場選手がいることを嬉しく思います。
今の自分よりもステップアップするために頑張っていきましょう!!
今年の栄神会祭を終え、多くの子供達の成長を見ることが出来ました。
去年の試合で負けて今年はリベンジした人、予想外に活躍した人、普段の稽古以上に頑張っている子供達の姿を見て微笑ましく思いました。
ただ昨年の試合に出場した人が、今年は出ていなかったことが少し残念でした。
試合には勝ち負けがありますが、勝ち負けは結果でしかありません。チャレンジする勇気だけはいつも持ち続けて下さい。
私の随分昔のことですが、初めて空手試合に参加した時はとても緊張したものです。
それから何度試合に参加しても緊張していたような気がします。
予断ですが、初めて海外の空手大会に参加した時は、一人で乗る飛行機が無事に目的地までたどり着くのか・・が試合のことより心配でした。
今回栄神会祭に参加されない子供達の中には、力は有るのに参加する勇気が出ない子供達もいると思いますが、是非‘チャレンジする勇気’を持って下さい。
その勇気は自分の大きな自信となり財産になっていくと思います。
試合という土俵にあがることで、相手と競い合うだけでなく、自分との戦いで成長していく事は間違いありません。